https://x.com/osanpo_human/status/1880958480812765616?s=46

これね。Xで何回も言ってる気がするんですが文字数制限を気にせず叫びたいので改めてここで書かせていただきます。

(なんか書いてるうちにSSになってしまいました)


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俺と田中が出会ったのは、ファザール商業高校の入学式――いや、表現としては「出会った」ではなく「知った」という言葉の方が適切かもしれません。

入学式を終えて教室に移動している途中、体育館の隅で教師たちに囲まれている彼の姿が見えました。学校指定の制服を派手に改造して、髪の毛に派手なメッシュを入れて、顔面に派手なタトゥーを入れて……とにかく、視界に入ってくる情報の何もかもが派手でした。

不良かよ。第一印象はそんなもんでした。

彼は自身を囲む三人の教師から怠そうに視線を逸らし、そしてその視線は、俺とぶつかり、

「…………」

背中がぎくりと強ばりました。

彼と目が合ったのは後にも先にもその一瞬だけでしたが、ただの不良と吐き捨てるにはあまりにも真っ直ぐな視線に、俺は言い知れぬ不快感を覚えました。

心臓をまさぐられている。そう感じたのです。